キャリアチェンジしたい看護師へ

看護師が働ける現場は、主に病院とイメージされる傾向にありますが、それだけではありません。実際、看護師として働く方が病院を離職して、看護のスキルを生かして他の職種へキャリアチェンジをするというケースはよくあります。
そこで今回は、看護師がキャリアチェンジする場合、どんな職業に就くケースが多いのかについて言及したいと思います。

まず挙げられるのが、コールセンターの健康相談員としての業務です。
一般的に製薬メーカー、保険業界などではコールセンターを開設して医師や看護師・保健師を配置しています。そこでは、健康相談に乗ったり薬や病気の質問を受け付けたりしています。
医療に関する的確なアドバイスができることが求められることから、元看護師の需要は高くなっています。

また、看護の世界で培ったコミュニケーションスキルを活かせる仕事として、治験コーディネーターが挙げられます。
治験コーディネーターは、製薬メーカーや医師・病院の各部署と連携して試験のさまざまな調整を行ったり、治験を受ける人を手助けするのが仕事。医師たちと連携し、治験を受ける人とも関わるため、協調性があり、コミュニケーション能力が高い人に向いている職業だといえます。
医療系の資格を持っている人が優遇される傾向にあるため、看護師がキャリアチェンジをする際にはもってこいの職業だと言われています。

その他、看護ライターという仕事もあります。
看護ライターは、看護師の経験や知識を使って依頼されたテーマで原稿を書くのが仕事です。パソコンを持っており、文章を書くのが苦手でなければ、時間的な制約を受けることなく働くことが可能です。
収入が安定しない場合もありますが、他のライター案件よりも単価が高いのが魅力です。

このように、看護師には色々な職業の選択肢が存在します。上記以外にも、看護師資格を持っている人が優遇される職種は複数あるため、病院以外で働きたいと考えている看護師の方は、しっかり調べてみるといいでしょう。看護師向けの職業については、以下リンク先(http://kangoshicareer.net)にもまとめられていたので、ぜひ併せて確認してみてください。